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未来に残したいもの
そう考えると、今自分の身の回りにあるものはどうなんだろう?と考えてしまいました。
その結果、できる限り、国産で添加物の少ない、身体にも環境にも未来にも優しいものを…というのが麴結の物選びや行動の基準です。
完璧を目指すには今の時代はお金という制限がありますが、その中でもここは譲れないという基準を持って探させていただきました。
『買い物は投票』という言葉がありますが、私たちがどんな物・生産者さん・お店で購入するかがその方たちの応援になります。
どんなに意識が高くて自給自足を目指しても、すべてのものを自分で作り出すことは不可能です。
水は天からの恵みですし、農作物もお天気の影響を大きく受けます。
麴結では、いい原料を丁寧に時間と愛情をこめて製品として世に送り出していらっしゃる、応援したい・繋がっていたいと思う生産者さんたちとご縁いただくことが出来ました。
そんな物たちや生産者さんたちをご紹介いたします。

お米;地産地消
お結びに何と言っても欠かせないお米。
住んでいる地域によって、肌の色や目の色が違うのは身体を守り生きやすくするためです。地産地消は鮮度がいいとか地域を守ることだけでなく、ご自身の体にもとても優しいこと。
この度、ご縁いただきました豊橋のみずほ農産の福井さんは農村アドバイザーとして消費者向けの農業講座を開設したり、地元小学校の農業体験学習を実施されるなど、消費者と農業との懸け橋をされる、優しくてエネルギッシュな女性です。
毎日食べるご飯だからこそ、
「作り手の顔と栽培場所が見え、生産工程の明らかな地元のお米」と自信をもってお米作りをすることをモットーとされています。

お米;奇跡と人のつながり
麴結の自慢のお結びの一つ、”女神のほほえみ塩結び”
その女神のほほえみが生まれたのは奇跡の連続からでした。
人気の高級ブランド米”龍の瞳”の畑からほんの6本だけ見つけられたふさふさの銀色に輝く芒(芒)を持つ稲を大切に育て、八十八米穀店はじめ、3店舗のお米屋さんがおおもととなり広められたことで私たちのもとに届くようになりました。
この芒がふさふさと輝く写真は心動かされます。

麹・お味噌;自然の菌の力
麴結の麴結たる由縁。
麹のおこしかたを学んだとはいえ、OPEN当初から安定して毎日の営業に利用できるほどの麹を起こすことはまだまだ難しいのが実態です。
となったとき、どこの麹を使わせてもらうか?それこそ何十種類の麹調味料を作ってここだ!と思ったのがマルカワみそ様です。
自然界の秩序を守られた自然採取の麹菌によって醸された有機栽培米の米麹のもつ野趣ある旨みがお結びの素朴な味わいにピッタリ。
数年前より消毒が強く言われますが、過剰な消毒は有益な菌を殺し、急にやってきた悪い菌が繁殖してむしろ負けてしまうということも言われています。
良い、悪いはそもそも人間にとって便利かどうかでしか自然界ではありません。
お味噌も有機栽培のものを選ばせていただきました。
店頭でマルカワみそ様のお味噌も販売させていただいております。ご家庭でもお楽しみください。

名古屋人はお味噌が大好き!
特に冬のまめみそは格別に気持ちと体が欲しがります
お味噌も自然食スーパーよりも、種類豊富にそろえて試食した結果、やっぱりどうしても使いたい…と思ったのが中定商店さんの宝山味噌
140年変わらない製法で、国産材料にこだわり、木桶で三年仕込んだ旨みの凝縮したお味噌は、名古屋人でなくてもどなたも心と体に染みわたることと思います
こちらも店頭で小売りさせていただけますので、ご要望の方はお声掛けください。

醤油もたくさん並べて味比べをし悩みましたが、あいのうさんの、特に生産者限定のお醤油が美味しくて…。
あいのうさんは愛知県産のお野菜や調味料などを取りそろえたお店で生産者さんの応援もされています。
アレルギーっ子がいたため、個人的に20年以上お付き合いさせていただいております。
どの理念も素晴らしいのですが、田舎生まれの私には、『残したい風景があります』の言葉に、くらっと来てしまいます。
今生きている私たちだけでなく、未来に残したいものを大切にしていきたいと思います。

お塩は、今大変人気を博して入手困難な、一口舐めてミネラルの甘さや旨みが広がるものもとても良かったのですが、麹調味料として使うに当たっては塩味とほかのミネラル分のバランスが大切でした。
結果として、皆様もよくご存じの海の精を選ばせていただきました。海水100%、天日と平釜で丁寧に作られたお塩。
人のホルモンはお日様の光で整うとも言われます。
海の精様のお塩は甘みの具合も素晴らしいです。自然塩復活運動をしてくださって、今この味を私たちに届けてくださっていることに感謝です。
海の精のお塩も店頭販売させていただけることとなりました

お結びに欠かせないもの、お米・お塩、そして海苔。
難しいこともたくさん言いますが、やっぱり美味しいが一番大好き‼
お結びの海苔は温かい時はパリっと!冷めてしっとりしてきたときはふんわりが一番!
とはいえ、その海苔も生まれ育つ海の栄養で影響を受けます。
海苔も最近値段が高騰していますが、海からもらう栄養や影響・お結びにあう味のことを考えると国産にこだわりたく、もうすぐ創業100年の海苔問屋、海苔のおがわさんのお力をお借りしました。
同じ有明海産でも取れる地域によって味が違うことを体感させていただき、口ほどけの良い風味の高い佐賀県産を選ばせていただきました。

アレルギーっ子を育てているときに3つの生協を取っていたのですが、その一つ、生活クラブ生協さんで食べたものの中で忘れられない味が平田牧場の豚肉でした。
よく『豚肉の脂は旨み』といいますが、それはいい飼料で丁寧に育てられた豚肉だけだと思います。良く無い飼料だと脂には脂溶性の何か違う味を感じます。
ぜひ、平田牧場の広大な開放的な場所で日本のお米を食べてかわいがって育てられた豚さんの旨みを感じてみてください。その命に敬意をこめあえて豚さんと表現させていただきます。
美味しさがわかりやすいように豚汁や肉みそのため、ごろごろ大きく、私たちが手切りいたしました。

器;歴史と職人の技
麴結で店内飲食していただくお客様の中には、新しい店舗なのにお皿が古びているとか傷が…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
麴結では主に輪島塗の江戸や明治のころ生まれのアンティークのお椀を使っています。
木をくりぬき、日本の漆で丁寧に一つずつ作られたものは今の時代ではデパートで1客数万円出さないと触れることもできませんが、昔はもちろんプラスティックも合成塗装もありません。一つ一つ丁寧に作られた食器を大切に手直ししながら何代も使っていました。
もし欠けがあるあるお皿に当たられたら、100年前の人の食卓に思いをはせていただくもいいかもしれません…
輪島塗は震災で大きな被害を受けられています。一日も早い復興をお祈りいたします。